お仏壇に飾るお花は決まっているのでしょうか?
お花屋さんでお仏壇用として販売されているものを飾るのがよいのかな?お庭で育てたお花を飾っても良いのかな?どんなお花を飾ればよいのか見てみましょう。
お仏壇に飾るお花
お仏壇に飾るお花は一般的に仏花と呼ばれています。
市販の仏花
市販されている仏花の花材は、輪菊・スプレーギク・カーネーション・スターチス・下草を使って組まれているものが多いです。
これらの花材は花持ちが良く1年を通して流通しているので、仕入れがしやすく価格の変動も少ないため、お手頃な価格で仏花を提供することができます。
仏花は定期的に交換が必要なので、安価で安定しているということも消費者にとっては大きなウェイトを占めます。
仏花の飾り方
以前はお仏壇を置くことが多く、左右1対の仏花を飾るのが一般的でした。最近は住宅事情に合わせて、お仏壇が小さくモダンになり、一対で飾るのが難しくなり左右どちらかに一つ飾るということが増えてきました。
数が問題ではないので、お仏壇の大きさに合わせて飾られると良いですよ。
仏花用の花器
仏花用の花器はお仏壇を購入されるときにセットになっていたり、オプションで選んだりということになります。
これも絶対にこれでなければいけないということはありませんので、お好きなものを選ばれるとよいでしょう。
選ぶ際の注意点としましては、大きなお仏壇にあまりにも小さすぎる花器だったり、小さなお仏壇に対して大きすぎる花器はバランスがおかしくなりますので、サイズに気を付けられるとよいでしょう。
お仏壇に飾るお花は決まっているの?
市販されている仏花は先に書きましたように同じようなお花が使われていますが、そのお花でなければいけないということはありません。
ご自分のお庭で育てたお花や、お花屋さんで好きなお花を選んで飾るのも大丈夫です。
トゲがあるバラは通常仏花には向きませんが、故人がお好きなお花を飾るのは喜ばれると思います。
お色目も特に決まっていませんので、お好きなお花を使われて大丈夫です。
仏花は生花以外でも飾れます
仏花は生花というのが一般的ですが、近年ではプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなどを飾ることも増えてきました。
花もちの悪い夏の間だけ、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーを飾って、涼しくなるとまた生花を飾るという方もいらっしゃいます。
プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーはお水替えの手間もなく、衛生的ですので夏場にはとても重宝されます。
まとめ
お仏壇に飾るお花といっても堅苦しく考えなくても大丈夫だとお分かりいただけましたか?ご自分のお家にお花を飾るように、お仏壇をご先祖さまや仏様、故人のお家だと思って、お花を飾ってきれいにすることが何よりのご供養になるのだと思います。宗派によっては決まりごとがある場合もありますので、お寺さんなどにご確認されてもいいですね。
FWJ神戸鈴蘭台校”Atelier June”を主宰しています。
現在は神戸市 鈴蘭台のアトリエにて、フレッシュフラワー(生花)に加え、プリザーブドフラワーアレンジメントのレッスンも開講。
2014年4月からは一般社団法人Flower Works Japan認定校としてイギリススタイルフレッシュフラワーとプリザーブドフラワーの資格コースを開講しています。
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