フラワーアレンジメントを習い始めて、自宅でも作ってみたいけれど花の合わせ方がよくわからない。
という方へ基本的なお花の合わせ方を、実際にレッスンをしている経験をもとにお伝えいたしますね。
お花を選ぶときの参考になればうれしいです。
花の合わせ方、基本のポイント
お花を選ぶ時に大切なポイントが2つあります。1つはお花の組み合わせともう一つは色の組みあわせです。
どんなアレンジを作るかでお花の合わせ方は変わります。デザインに合わせてどんなタイプのお花を選ぶと良いかポイントをお伝えいたしますね。
花のタイプを知る
お花は3種類に分類することができます。マスフラワー、フィラフラワー、ラインフラワーです。
マスフラワー
マスフラワーというのは1本の茎に一つのお花がついているもので
ポイントフラワー(アレンジの中心になるお花)に向いているお花です。
ユリはマスフラワーではありませんが、ポイントフラワーにも使います。
例)バラ、ガーベラ、カーネーション、ダリアなど
フィラフラワー
フィラフラワーというのは1本の茎にお花がいくつかついているもので
ラインフラワーは高さや長さを出す向いているお花です。
例)スプレーバラ、アルストロメリア、スプレーストック、スプレーカーネーション、トルコキキョウなど
トルコキキョウは最近大輪のものが増えてきましたので、マスフラワーとしても使います。
ラインフラワー
ラインフラワーは1本で細長いお花です。
例)ストック、デルフィニウム、グラジオラス、ブルースター、ベロニカなどです。
マスフラワーもデザインやアレンジの大きさによっては、長さや高さを出すラインフラワーとして使うこともあります。
花の色合わせ
美しいアレンジメント作るには色の組み合わせも大切です。まずは同系色の濃淡(グラデーション)
または白とグリーンのシンプルな組み合わせは、お花合わせが初心者の方にお勧めです。
カラーセンスを磨くには、自分が好きだと感じるアレンジの写真などを見て、少しずつマネしていくと良いですよ。
デザインに合わせて花を選ぶ
オールラウンドの場合、マスフラワーを2?3種類、フィラフラワーを2種類くらい組み合わせると良いでしょう。
そして形や色味の違うグリーンを2?3種類使用するとナチュラル感たっぷりのアレンジができますよ。
グリーンもアレンジの大事な花材の一つだと思って合わせてくださいね。
他にも組み合わせをシミュレーションしてみましょう。
フェイシングアレンジやオールラウンド系の長さがでるアレンジの場合は、ポイントフラワーに使うマスフラワーのほかに、ラインフラワーやフィラフラワーを3?5種類くらい合わせると良いでしょう。
フェイシングアレンジというのは後ろが壁面のところに飾るアレンジです。
例えばトライアンギュラーやクレッセント、ファン、ホライゾンなどです。
オールラウンド系で長さが出るアレンジはダイヤモンドシェイプ、オーバルなどです。
花の組み合わせによってかわるフラワーアレンジメント
同じデザインでも花の組み合わせが変われば、違う雰囲気になるところがフラワーアレンジメントの面白いところです。
季節によってもですが、同じ季節の中でも市場に出るお花は毎回変わります。
ですから同じ組み合わせのフラワーアレンジメントは、2度とできないといっても過言ではありません。
同じデザインでお花の組み合わせを変えてみましょう
例えばオールラウンド。デザインは同じですが、花合わせや色合わせが変わるとイメージがガラリと変わりますね!
- バラ(アーリエス)
- バラ(ラプソディ)
- ガーベラ
- カラー(クリスタルブラッシュ)
- アストランティア
- フジバカマ
- アジサイ(ミニグリーン)
- グリーン 丸葉ルスカス・グニーユーカリ・ワイヤープランツ
- バラ(ORカンパネラ)
- バラ(バニラカタリナ)
- カーネーション(クレオラ)
- チョコレートコスモス
- フウセントウワタ
- グリーン アイビー・グニーユーカリ・ワイヤープランツ
- バラ(ライラッククラシック)
- スプレーストック
- オーニソガラム
- カーネーション
- トルコキキョウ
- アジサイ(ミニグリーン)
- グリーン 丸葉ルスカス・アイビー・ワイヤープランツ
まとめ
花合わせは何度も経験を重ねることで上達していきます。楽しみながらどんどんチャレンジしてみてくださいね!
FWJ神戸鈴蘭台校”Atelier June”を主宰しています。
現在は神戸市 鈴蘭台のアトリエにて、フレッシュフラワー(生花)に加え、プリザーブドフラワーアレンジメントのレッスンも開講。
2014年4月からは一般社団法人Flower Works Japan認定校としてイギリススタイルフレッシュフラワーとプリザーブドフラワーの資格コースを開講しています。
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