バラではないけど…ローズの香りにつつまれるゼラニウム
「ローズゼラニウム」は名前のとおり、ローズの香りが素敵なハーブです。水やりの時など、少し触れるだけで、とてもいい香りが漂います。
蚊連草と呼ばれる虫よけに植えるゼラニウムとは、異なる種類です。
この香りは、ガラニオールなどローズと共通の成分を含んでいるからです。
ゼラニウムは、フウロソウ科ペラルゴニウム属で、原産地は南アフリカです。
その中で葉に芳香のあるゼラニウムを総称して、センテッドゼラニウム(においゼラニウム)と呼びます。200種類以上ものセンテッドゼラニウムがあります。
ローズゼラニウム、アッター・オブ・ローズゼラニウム、レモンゼラニウム、ライムゼラニウム、アップルゼラニウム、ジンジャーゼラニウム、ペパーミントゼラニウム、オレンジゼラニウム、ナツメグゼラニウム、ストロベリーゼラニウム…………
まだまだたくさんの種類があります。
今育てているのは、ローズゼラニウムだけですが、いろいろ育ててみたいと思っています。
ローズゼラニウムの葉は細かい切れ込みがありますが、アッター・オブ・ローズゼラニウムは、ローズの香りで葉の形が切れ込みがなく広いようです。苗が手に入れば、育ててみたいゼラニウムの一つです。
挿し枝で簡単。ホリエージのグリーンにもぴったり
ローズゼラニウムとの出会いは、フラワーアレンジメントレッスンの時に残ったひと枝を挿し枝したことからでした。挿し枝でどんどん増えて、今ではベランダにいっぱいです。
水やりしながらローズの香りに包まれて、とても幸せです。春には可愛いピンクの花を咲かせてくれます。
ベランダの環境が、ローズゼラニウムには適しているようです。姫路教室の庭に植えましたが、夏にはどんどん育って喜んでいたら冬には枯れてしまいました。南アフリカ生まれなので、寒さには弱いようです。
そして、古い株よりも新しく挿し枝した株の方が、元気な美しい葉が出てきます。
古いものは切り取り、部屋に吊るしていると、なんともふんわり優しい香りがします。なんだか優しい気持ちになり幸せな気分になります。ポプリにしたり、お風呂に入れて、香りを楽しむのもいいですね。
もちろん、ローズゼラニウムはフラワーアレンジメントのグリーンとしても大活躍です。ホリエージに使うとしっかりしたホリエージがとれますし、切れ込みのある葉がアレンジの間からのぞいて、とても可愛いです。
グリーンをいっぱい使うイギリススタイルには、ローズゼラニウムが似合います。
アトリエ花の夢主宰。
姫路校・茨木校の2校でイギリススタイルフラワースクールを開校しています。
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