ホーリーバジルは、春から夏にかけてかわいい花穂を咲かせるハーブです。
香りも良くて、アレンジにしたり、ハーブティーやお料理にいれたり、お風呂に入れて楽しめます。
今回はホーリーバジルの種類や育て方を紹介いたします。
ホーリーバジルについて
- 植物名 ホーリーバジル
- 学名 Ocimum tenuiflorum
- 科名 シソ科
- 属名 メボウキ属
- 原産地 インド、ネパール、オーストラリア
ホーリーバジルは、オゾンを発生して空気をきれいにしてくれて、環境にもいいそうです。
インド古来の伝統医学「アーユルベーダ」で万病を治すハーブとして使われてきました。
ホーリーバジルの種類
シソ科は交配しやすく、環境によっても変化するので、たくさんの種類がいろいろな地域にあるそうです。呼び名も地域によって違う場合もあるそうです。
アダプトゲンに認定されているホーリーバジルの種類
ヴァナトゥルシー
葉が大きく花が白く芳香が強いのが特徴です。
「野生のバジル」といわれていて、毒素を中和する作用があるそうです。
ラーマトゥルシー(ラクシュミトゥルシー)
紫から薄紫の大きめな花房が特徴です。
葉が淡い緑色のため「白トゥルシー」とも呼ばれています。
クリシュナトゥルシー(シャーマトゥルシー)
「黒いホーリーバジル」といわれ、葉や茎が成長とともに赤黒っぽい紫色になるのが特徴です。
放射線対策にも使われているそうです。
アプトゲンとは
ストレスへの抵抗能力を高める働きのあるハーブのことをいいます。
1968年、Israel I. BrekhmanとI. V. Dardymovは正式に次のような実用的な定義を発表しています。
- 服用者に無害であること
- 非特異的な反応を示すこと-つまり、物理的、化学的、生物学的な様々なストレス因子に対して抵抗力を高めること
- 生理機能を正常化すること;標準値からどの方向にずれても正常値に戻すこと
(Wikipediaより)
日本で多くみられるホーリーバジル
日本の気候に合うように改良したホーリーバジルや、寒さに強いく、日本の風土にも合う品種のホーリーバジルをご紹介いたします。
オオヤトゥルシー
日本人の大矢さんがインドの農業機関の協力で、日本の気候に合うように改良した品種(ハイブリッド種として公認されています)を日本に持ち帰り、日本での栽培が始まったそうです。
スパイシーな香りで、味はエスニックな感じだそうです。茎や花は薄紫で、葉の裏に紫色のテンテンが入りるのが特徴です。
カプールトゥルシー
寒さに強く、日本の風土に合うようです。
甘い香りで、味はミントのような爽快感にちょっとピリッとした刺激があります。葉は明るい緑色で、淡い紫色の花が特徴です。
ホーリーバジルの育て方
ホーリーバジルの育て方と水やり
地植えの場合 植えっぱなしで、水やりや肥料も無しでぐんぐん育ちます。
鉢植えの場合 土が乾いたらたっぷりの水をやって、肥料はほとんどいりません。
ホーリーバジルは元々多年草ですが、日本で越冬するのはむずかしい地域が多いので、1年草扱いになっています。種で増やします。その他、温室にいれたり、挿し芽(温室に入れて)で越冬させることができるようです。
ホーリーバジルの収穫の時期と利用方法
ホーリーバジルは、葉、茎、花、すべて食用や薬用に利用できます。
花芽が出る前の柔らかい時期は、葉や茎をお菓子やお料理に入れるのに最適です。もっとも香りの強い開花時期は、花も一緒に摘んでハーブティーやポプリにしたり、精油を抽出してアロマオイルとして利用することもできます。また、アロマオイルやドライにしたホーリーバジルを入れてアロマ石鹸を作ることもできます。
ホーリーバジルを切り花としてアレンジメントに使おう
フラワーアレンジメントの花材として使うと、香りもさわやかでアレンジがナチュラルな感じになります。
リースやスワッグにするのもおすすめです。
おわりに
育て方も難しくなく、いろいろな効能を持つホーリーバジル。ガーデニングやハーブのある暮らしに取り入れる参考にしていただけたら幸いです。
アトリエ花の夢主宰。
姫路校・茨木校の2校でイギリススタイルフラワースクールを開校しています。
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