私は結婚前から設計事務所に勤務しています。勤続20年をこえました。
その間、結婚し、2人の子どもができました。子どもが出来てからは、時間をフレキシブルに使いたいと考え、正社員からパート社員として働いています。
結婚してから習い始めたフラワーアレンジメントも資格を取得し、仕事を続けながらも自宅サロン(アトリエ)を開校し、レッスンを行うようになりました。
「副業」としてフラワーアレンジメントの仕事をどう進めているかご参考になれば幸いです。
フラワーアレンジメントを副業から始めた理由
勤続20年で仕事の幅があり、また、これから学費のかかる子どもたちのことも考えると、資格を取ったからといって、すぐに会社を退職するのは得策ではないと考えました。
私の勤務は、平日週4日 始業時間が10時、終業時間は仕事量によって違うのですが、16時?17時、17時までに終わらなければ、持ち帰りで自宅で作業をしています。
フラワーアレンジメントの仕事が増えるまで、既存の仕事とうまく両立できないかと考えました。
副業でできるお花の仕事の種類
「お花の仕事」といっても様々なタイプがありますが、既存の仕事をしながら無理なくお花の仕事をしたいとなると、選択肢がしぼれるのではないでしょうか。
プリザーブドフラワーのギフト販売
プリザーブドフラワーなら、枯れることがないので事前に用意ができます。
また、直接店頭で仕入れの時間がない場合は、ネットでも注文できるので資材の確保が容易です。
私の場合は、受注制作をしていますので、制作と配送にかかる時間の予定がたてられます。
また、そう大きい物でなければコンビニから手軽に配送することができます。
生花のギフト販売
仕入れや配送の時間が取れそうならできます。
意外と配送の手配に時間がかかるため、既存の仕事との調整が難しいかもしれません。
私は時間に余裕がある時か、依頼主様が直接取りに来ていただく場合にのみ対応しています。
予めアレンジした物をハンドメイドやクラフト作品のマーケットで販売する
フリーマーケットなどに出店したり、また、最近ではお手軽にネットで販売できるようになっていますね。(アレンジの在庫がでるリスクがあります)
音楽の発表会、卒業式・入学式・講演会などの花束作成
ピアノやヴァイオリンの発表会の生徒さんへのプレゼントだったり、子どもつながりで地元の学校のPTA様から花束のオーダーをいただくことがあります。
発表会は休日が多いので自宅から配達の行ける場所なら可能、地元の学校からのオーダーは取りにきていただくこともあれば、時間に余裕があれば配達に行くことも可能です。
ウェディングブーケの制作
会場装花となると大変ですが、ブーケの納品のみならば副業としては可能です。
納品は大半は休日です。打合せは1度は新郎新婦様とお目にかかった方がベターですが、新郎新婦様のドレス・タキシード着用のお写真をいただき、花についてのご要望を伺い、メールなどでやり取りすることもできます。
休日を使って自宅サロン(アトリエ)でレッスン
レッスンは、体験レッスン・通常レッスンとも事前にご予約をいただいてから行うので仕入れ、レッスン時間などの計画が立てやすいです。
また、自宅に来ていただくことで、実際に花がどのようにディスプレイされているのか参考にしてくださればいいな、と思っているのと、なにより教室使用料が無料です。
レッスンの時は、大好きなお花を囲んで生徒さん方とともに、充実した時間を過ごしています。
他に、時間が合えばお花屋さんでの短時間や休日のアルバイト、母の日などのイベントのお手伝いの求人がでることもあります。
お花の仕事はアレンジを制作するだけでなく、仕入れ、配送などの移動の時間も必要です。
空き時間をうまく使って、既存の仕事と両立できるように、ご自分のペース・スタイルにあうお花の仕事を見つけてみてくださいね。
フラワーアレンジメントで自宅サロン(アトリエ)を開く
私はレッスンを実際に行ってから、「アレンジを教える」楽しさを実感し、レッスンに重点をおくようになりました。
副業で自宅サロン(アトリエ)で仕事をする風景
自宅でアレンジのレッスンを行う
私は土日を使ってレッスンをしています。
プリザの場合は事前に用意ができますが、生花の場合は前日の金曜日の仕入れです。(生花は概ね、月・水・金が入荷日です)
私の場合、前日、既存の仕事は午前中お休みして仕入れにいき、午後から出社したり、既存の仕事が終わったらすぐに仕入れに行く、などして対応しています。仕入れ先は何件か確保して、店頭に何時ごろに新鮮なお花が揃うのか聞いておかれたら安心です。の自宅サロンの風
本業と副業の両立のコツは?
まずは、空き時間をフレキシブルに使えるようにしておく、ということです。
特に生花の仕事は限られた時間の中で、仕入れなどの下準備が多い仕事です。急な仕事が入っても、瞬時にスムースに対応できるといいですね。
大切なことは、「既存の仕事、お花の仕事のどちらの仕事からも信頼を得る」ということです。
本業も副業もどちらも仕事だという意識をもつことは大切です。どちらか一方にでも支障がでると後味が悪くなってしまいます。
両立に慣れるまでは、計画的に動ける範囲で活動するという考え方でもいいかもしれません。
そして何より、家族の協力を得ることです。
休日に自宅でサロンを考えているなら家族の協力は必須です。幸い私の主人はとても頼りになる人で、自宅でレッスンのある時は掃除の手伝いをしてくれ、子どもたちと外出して時間をともにしてくれます。
主人が仕事で不在の日は、子どもたちは外でお友達と遊んだり、図書館で過ごしたりしてくれています。おかげで私は集中してレッスンを行うことができています。
お花の仕事を副業として持つなら、まずは家族の協力を得ましょう!
おわりに
私は仕事を持ちながらでも、大好きなフラワーアレンジメントを実際に仕事にすることができました。
だんだんと花の仕事も増え、生徒さんも増えてきていて、既存の仕事との兼ね合いが難しくなる時もあるのですが、うまく時間を使い、周りの協力を得ることで、今のところはどちらの仕事も両立できています。
両立に慣れてきたら、いつか、お花の仕事が増えて「本業と副業が逆転している」ということが起こることも想定して、前向きに活動しましょうね!
FWJ西宮香櫨園校”Atelier Cheer”を主宰しています。
フラワーアレンジメントが、暮らしを彩る身近なツールであること、お花のある空間があることのよろこび、お花に触れる時の楽しみを伝えていきたいと思っています。
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