
アレンジにも料理にも!万能ハーブ|ローズマリー
ローズマリーは地中海原産 シソ科マンネンロウ属 すっきりとした強い香りが特徴のハーブです。
ローズマリー(英:rosemary 仏:romarin)
ローズマリーは、地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木。和名マンネンロウの漢字表記は「迷迭香」であるが、これは中国語表記と同一である。生葉もしくは乾燥葉を香辛料、薬として用いる。花も可食。水蒸気蒸留法で抽出した精油も、薬として利用される。
ローズマリーといえば、香りが肉の味をひきたててくれることで、肉料理に使うことで知られています。我が家の庭や畑にも、いくつか植えています。
このコラムでは、料理とフラワーアレンジメントに使える、庭から摘んできたローズマリーの使い方を紹介しています。
フラワーアレンジメントに使うローズマリー

よく育ったローズマリーは、フラワーアレンジメントに使うことができます。
近年では花市場や花屋さんで、切り花としてのローズマリーを見かけるようになりました。
写真のように、花瓶に挿したりオアシスに挿して使うことができます。

ローズマリーを摘んだらすぐに、水切りをして花瓶に付けて水揚げを行いましょう。
水揚げ作業をしたら、ドライにならずに長く美しい緑色が保たれるはずです。
☛関連記事 【お花の基礎】切り花を長持ちさせるコツ水揚げの方法
料理にも使えるローズマリー

鶏もも肉とローズマリーを使った焼き料理
とても簡単で美味しくできる、ローズマリーを使った1品をご紹介いたします。
用意する食材(2人分)
・庭から摘んできた10センチ程度のローズマリー4~5本
・鶏もも肉1枚
・ジャガイモ 大きめ1個
・ニンニク1かけ
・塩・コショウ
鶏もも肉とローズマリーを使った焼き料理の作り方

1.フライパンにオリーブオイルを引きニンニクを薄く切ったものを炒めて香りを出す
2.塩コショウしたモモ肉を皮側から入れて焼き色を付ける
3.焼き色が付いたら裏返してローズマリーを載せ、火を弱火にして、ふたを閉めて蒸し焼きにする(10~15分)
4. ローズマリーを取り出す
5. 盛り付けて、飾りのローズマリーを載せて完成
ローズマリーを料理に使う時の注意点
ローズマリーは強い香りがありますが、火を通すと香りはやわらぎ、ほんのり香るくらいになります。
強い香りが苦手な人は、早めにとりだすことをお勧めいたします。
ローズマリーの種類
ローズマリーには、真っすぐに生える立性(たちせい)、垂れ下がる匍匐性(ほふくせい)、そして少し垂れ下がる半匍匐性(はんほふくせい)があります。
近年の品種改良により、生える姿だけでなく、葉の形状、香りの強さや種類、葉の色、花の色など多種多様な、ローズマリーを楽しむことができます。
立性(たちせい)のローズマリー
立性のものは、大きく育つと低木になります。畑のローズマリーは、2-3年で50-60cmになっています。
我が家に庭で育てている立ち性のローズマリーは香りが強く、アレンジメントに使うと部屋の中がローズマリーの香りでいっぱいになります。
春に少しだけ淡い薄紫のかわいい花を咲かせました。花は、秋の方がたくさん咲くようです。
鉢植えにして玄関に置くのもいいなあと思っています。
匍匐性(ほふくせい)のローズマリー
匍匐性のローズマリーも、庭に植えています。
写真のローズマリーは、以前遊びに行った知り合いの庭に咲いていたものを譲ってもらって、挿し木をして育てたものです。
あまりの可憐さにお話を伺うと、その方も知り合いにひと枝もらってきたものだということでした。
教室の生徒さんたちも、アレンジの後に少し残った茎を挿し枝して育てています。
ローズマリーの輪がどこまで広がっていくのでしょう!
半匍匐性(はんほふくせい)のローズマリー
半匍匐性のローズマリーは、庭のグランドカバーになっています。
何ヶ所か植えていますが、日当たりのいいところのものがよく育っています。
くねくねと伸びた枝は、風に揺れてかわいいです。アレンジに使うと揺れる感じで動きがでます。
イギリススタイルフラワーアレンジメントは、美しい自然の枝の動きを活かした空間の美しいアレンジメントです。
ローズマリーの楽しみ方のまとめ
ローズマリーは、庭で育てることも比較的簡単にできるハーブです。
香りは元気づけや集中力や食用抑制にも聞くと言われています。
育てることも、飾ることも、食べること、香りを楽しむこともできる万能ハーブです。
ローズマリーの苗は、春と秋に出回るのが一般的です。育てやすい季節に、ぜひガーデニングはじめてみるきっかけになりましたら嬉しく思います。













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