卒業式や入学式で先生方や先輩方に、送別会や歓迎会で同僚や上司の方々などに花束を贈る機会が多い季節ですね。お一人だけでなく複数の花束を用意する機会がある場合、予約は必要?どこで買う?など、迷われることがあるかもしれません。初めての注文でも慌てず、センス良く準備できるように、花束の上手な注文の方法、花屋さんの他に注文できる場所などをご紹介します。
花束の注文に予約は必要?
花束をたくさん注文したいときは、あらかじめ予約を入れておかれた方が安心です。卒業式や入学式など、花束が必要な季節のイベントは、同じ地域で同じような日程で行われることが多いため、常時お花をおいている花屋さんであっても、数に限りがあり、必要な数の花束が作れないかもしれません。事前に予約を入れていただくことで、作り手は事前に花材を確保することができます。
また、多数必要となれば作業時間もかかります。店頭での待ち時間や、その後の予定の事を考えると、事前予約をいれておいた方が受け渡しや会計などもスムースに進みます。お店側も花材の仕入れの日の関係上、4,5日前までに連絡をすれば余裕をもって対応してくれるでしょう。
花束注文時に押さえておきたいポイント
注文の際には、まず、具体的に決まっている情報をきっちりと伝えましょう。
◇用途
◇予算
◇数量
◇渡す日程・日時
◇配送・配達の有無
上記は必ず確認する情報です。
納品の際にトラブルが無いように、注文書または発注書などを作成してもらうと間違いがありません。
花束の用途
「卒業式に先生方へ」、「発表会で頑張った生徒さんへ」など、どんなシーンでどなたに渡すのか具体的に伝えましょう。例えば、男性の先生方の割合が多いとわかれば、“可愛い”というイメージを外して色合いなどを考え、男性にも女性にも似合うデザインを提案してもらえます。女性のみに渡す場合は、どのような集まりや団体かなどがわかれば、“ナチュラルに”“かっこよく”“元気よく”などの提案をしてもらえるでしょう。どのようなイベントやシーンで、どのような方に、などが分かれば、イメージに合った花束を贈ることができるので、出来るだけ詳細に伝えましょう。
花束の予算
花束一つ分の金額と、合計金額の確認はしておきましょう。税込みか税抜きかなどの細かな点も忘れずに。花の金額には変動があるのですが、予算でどれくらいのボリュームの花束ができるか教えてもらえます。
変更にも対応してくれるの?
数に変更があった場合に対応してくれるのか、可能な場合はいつまでに連絡を入れれば良いかなど、詳細な打ち合わせを行ってください。
数量が多く、事前に発注している場合は、対応できないといわれることもあります。事前に問い合わせておくといいですね。
花束を渡す日程・日時
「いつ渡すのか」ということを知らせましょう。花束をすぐにお渡しするなら心配はないのですが、引き渡し後、「その日に渡すけど、長時間待機しておく」とか、「次の日に渡す」など、すぐにお渡しできない時は、事前に伝えておきましょう。通常、花束は半日から1日ほど持つように給水ペーパーなどでラッピングしてあります。
配送・配達の有無
店頭までとりに来られるか、配送や配達の必要があるのか知らせましょう。受け取りの時間も伝えておいた方が安心です。
花束の注文はどこでする?
一般的に考えると、花の注文は花屋さんが多いかと思います。もし、ご近所に頼れるお花屋さんがなければ、「フラワーアレンジメントの教室」や個人で対応している「フラワーギフトショップ」も視野に入れていただけたらと思います。インターネットで検索すれば、案外身近に教室が見つかるかもしれません。フラワーギフトの対応をしているか問い合わせてみてください。花屋さんと同じように花市場で直接仕入れているところもあり、新鮮な花材を使うことにこだわりを持っている教室講師や―ナーもいます。また、デザイン力も豊富で色々な提案をしてくれるかもしれません。
おわりに
もし、あなたがPTAの役員や催し物の幹事になって、多数の花束注文が必要になった時にご参考になれば幸いです。
花束とともに、お祝いや感謝の気持ちが伝わりますように!
FWJ西宮香櫨園校”Atelier Cheer”を主宰しています。
フラワーアレンジメントが、暮らしを彩る身近なツールであること、お花のある空間があることのよろこび、お花に触れる時の楽しみを伝えていきたいと思っています。
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