インテリアショップや雑貨屋さんでよく見かける、ドライフラワーを束ねた花束。
小さなものから大きなものまであり、束ねられている花材も様々です。
スワッグと呼ばれて、販売されていますが、いったいスワッグとは何なのでしょうか。
スワッグって何?
スワッグとは、花やグリーン、枝でつくる壁飾りのことです。
他にも、枝でつくったスプレイや、房の形をしたクラスター、花をつなげたガーランドなどがありますが、現在の日本では「花でつくった壁飾り」の総称をスワッグと呼んでいます。
元々は、海外で人気のあったものですが、近年日本でもドアや部屋の壁に飾って楽しむ人が増えてきています。
このコラムでは、プリザーブドフラワーのスワッグに焦点を絞り、紹介します。
プリザーブドフラワーのスワッグの作り方
プリザーブドフラワーは、生花を特殊加工し、花の美しさをそのまま1年以上保てるようにしたもので、花の部分だけが販売されている場合、茎の部分はワイヤリングでつくります。
ワイヤリングを施した花材を、先端の方(束ねる方の反対側)からまとめ、形を作っていきます。
形が長いものや大きいものは、上下に分けて作り、最後に合わせます。
プリザーブド加工した花材は、大変デリケートで壊れやすいものです。丁寧に扱いましょう。
スワッグに向くプリザーブドフラワーやグリーン
最近は、様々な花材がプリザーブドフラワー加工され、販売されています。
ここでは、初めての方でもスワッグを作りやすいグリーンや花材を紹介します。
スワッグ向けのプリザーブドグリーン
グリーンには、ユーカリや、アイビー、バーゼリアなど、茎や葉がある程度しっかりしたものを選ぶと良いでしょう。枝のまま束ねても良いですし、短いものはワイヤーをかけて長さを調整し、束ねることもできます。
スワッグ向けのプリザーブドフラワー
スワッグを組む際には、全体のバランスを考えて花材を選びましょう。バラやガーベラ、カーネーションなどは、スワッグのアクセントに使えます。
カスミソウやアジサイは、花材やグリーン同士の間にいれると、華やかさをプラスすることができます。
- 花だけでスワッグにすると、華やかでかわいらしいものが出来上がります。
- グリーンだけでまとめると、ナチュラルな感じがやワイルドな感じにまとめることができます。
- 花とグリーンをうまく組み合わせて、自然に咲いているつるバラようなスワッグも素敵ですね!
スワッグをまとめる資材
スワッグを束ねた部分をまとめる資材も、スワッグの印象を左右する重要な役割を果たします。数ある素材の中で、どの素材がどのような印象を与えるのかを考えてみましょう。
- 麻ヒモやラフィアなど:植物由来の素材で束ねると、スワッグの花材が目立ちます。
- ロープ:太いロープをぐるぐるまくと、束ねた細い部分が引き立ち、すっきりとした印象のスワッグになります。
- リボン:色も幅もたくさんの種類があります。花材の雰囲気に合わせて選ぶのが良いと思います。
綿・麻素材:ナチュラルな印象。
ビロード・別珍:エレガントな印象。
レース:フェミニンな優しい印象。
オーガンジー:選ぶ幅によってナチュラルにもエレガントにもなります。
スワッグの飾り方
スワッグは、玄関やリビング、トイレ、ベッドルームなど、色々なところに飾ることができます。
フラワーベースや植木鉢が必要ない分、スペースが狭い空間にも飾ることもできます。
それぞれの場所や空間にどのようなスワッグが合うか考えてみましょう。
玄関にスワッグを飾る
玄関は、出かける時、帰ってきた時、お客様をお迎えする時に必ず通る場所です。
ユーカリやローズマリーをメインにしたスワッグなら、爽やかな香りが広がり、清々しい雰囲気を演出することができます。
リビングにスワッグを飾る
広い壁面であれば、絵画をかけるようにカラフルな花の入ったスワッグを飾ることができます。
窓辺やリビングの片隅にさりげなく掛けておくのも素敵です。
トイレにスワッグを飾る
トイレには、ハーブを織り込んだスワッグを掛けると良いです。
ハーブが芳香剤の役割を兼ねてくれるので、飾りと実用性の一石二鳥の役割を果たしてくれます。
小さめのサイズなら、狭い空間にも圧迫感なく飾ることができます。
ベッドルームにスワッグを飾る
壁にかける以外にも、椅子や棚の取手、ドアノブに掛けるなど、様々な場所で楽しむことができます。
ベッドルームには、良い眠りに誘われるために、リラックス効果のある香りのスワッグを飾るのはいかがでしょうか?
ラベンダーをスワッグに織り込むと、甘い香りがフワリと漂い、質の高い眠りに導いてくれそうです。
その他
壁にかける以外にも、椅子や棚の取手、ドアノブに掛けるなど、様々な場所で楽しむことができます。
プリザーブドフラワーのスワッグを飾る時の注意点
プリザーブドフラワーは大変デリケートで、壊れやすいものです。いくつかの注意点を守り、プリザーブドフラワーの美しさを長持ちさせて、楽しめるようにしましょう。
- 外気に弱いので、ドアに飾るときは室内に。
- 直射日光に当たると色が抜け、劣化が進むので、直射日光が当たらない場所に飾る。
- 梅雨時期に濃い色のプリザーブドフラワーは、色移りする可能性がある。
おわりに
以上、スワッグについて、飾り方やまとめる資材についてご紹介いたしました。
ご自身でつくられる時や、お店でお気に入りを見つけられる時の参考にしていただき、お部屋にお花が飾られるきっかけになればと思います。
一般社団法人Flower Works Japan事務局兼編集部です。
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