プリザーブドフラワーを仕事にするのに資格は必要？

「プリザーブドフラワーアレンジメントを販売したい」「サロンを開いてみたい」と思っても
どこでプリザーブドフラワーの技術を身につけたらいいのか、また、資格は必要があるのかとお悩みの方へ
プリザーブドフラワーの資格を発行している団体や、プリザーブドフラワーを仕事にすることについてまとめました。

プリザーブドフラワーの資格は必要ですか

プリザーブドフラワーに出会い感動し、
その魅力を人に伝えたい！プリザーブドフラワーで人に喜んでもらいたい！そして、プリザーブドフラワーで仕事がしたい！
と思ったものの、実際に仕事時に資格は必要なのでしょうか？

2019年現在、プリザーブドフラワーに関する国家資格はなく、民間スクールなどで技術認定コースを受講終了するとディプロマを発行してもらえることがほとんどです。
クリエーターとしてネットショップなどでアレンジを販売したい場合、資格を持っていなくてもすぐに開業することができます。

しかし、仕事をする上で資格は必要ないとは言い切れません。
資格を取得する過程で、技術や知識を得ることは可能ですし、自身の技量を証明してくれるものになります。
資格や認定書があった方が、顧客からすれば安心や信頼につながるポイントになることもあります。
就職を希望している場合、資格の有無が採用に影響することもあります。
ブライダルブーケを作りたい、サロンを開きたい、ネットショップでアレンジメントを販売したいなど、自分がプリザーブドフラワーを通して何をしたいのかを明確にし、身に着けたい技術や知識を教えてくれるスクールを探すとよいでしょう。
資格の内容はどんなものなのか、それがどう仕事に結びつき活かせていけるのか。
一度習得すれば終わりではなく、サポート体制があったり、勉強会などの更に学び続けることができるところだと、資格習得後も安心ですね。

プリザーブドフラワーの資格を発行している団体

FDAフラワースクール

フラワーデコレーター協会（FDA）直轄校
FDAフラワースクールは、フラワーアレンジメントのプロフェッショナルな人材である「フラワーデコレーター」の育成と輩出を目的とした、フラワーデコレーター協会（FDA）直轄の、フラワーアレンジメントスクールです。
2級と1級講座があり、それぞれフラワーデコレーター協会（FDA）認定のFDAプリザーブドフラワー（FPF）ライセンス取得に対応した講座です。
加盟教室申請を行なうことで教室を開設することができます。

FDAプリザーブドフラワー（FPF）ライセンス2級対応講座

プリザーブドフラワーの特徴をふまえ、基本的な知識と確かなフラワーデザインの技術を修得するコースです。
あらゆる場面に根拠をもったプリザーブドフラワーでの演出ができるスキルを修得できます。

添削回数全12回
受講期間2年（標準修了期間）
年会費　6,600円（FDA・FCC登録者は不要）

FDAプリザーブドフラワー（FPF）ライセンス1級対応講座

花のリペア、サイズ調節、特殊なワイヤリングなどプリザーブドフラワーを扱ううえでのテクニックや、季節の行事とそれにまつわる花材についてなど幅広い知識も学ぶことができます。

添削回数全15回
受講期間2年（標準修了期間）
年会費　6,600円（FDA・FCC登録者は不要）

FDAフラワースクール

フラワーエデュケーションジャパン

特徴としてスクールとフラワーギフト販売で活躍している講師が多く、全国有名百貨店での出店サポートを毎年行っております。
WEBマガジンを通して教室運営・販売活動へのアドバイスやフラワートピックを発信。
趣味クラス、講師クラスと分かれており、各クラス先でプロコース、ブライダルフラワーコース、販売コース、仏花コース等分岐しており、専門的に学ぶことができます。
ライセンススクールを登録することで認定校スクールを開講することができます。
ライセンス取得後は専門問屋との個人直接卸ビジネス契約など、様々なアフターフォローがあります。

プリザーブドフラワー技能講師検定

コース終了後、スクール開講の手続きをすることで認定校として開校することができます。
試験は指定課題に合わせて作品画像を送り添削するスタイルなので、全国どこでも自宅での試験が可能です。

講座5単位(5作品) 　材料費・レシピ付23,500円　レッスン料14,500円
認定料30,000円　※試験料・修了証・指導用マニュアルセット
年会費　プライマリー会員　3,000円／1年間　プライマリー年会費　初年度のみ1年間無料
コース終了までにかかる料金合計　68,000円（初年度）

プリザーブドフラワー資格取得コース

8単位でプリザーブドフラワーのあらゆる技術が盛り込まれています。
コース終了後、スクール開講の手続きをすることで認定校として開校することができます。

受講料150,000円　全8作品　すべて花材費込　試験料10,000円　ディプロマ発行料込　試験花材費6,000円?8,000円程度(個人差あり)
年会費　ライセンス会員15,000円／1年間
コース終了までにかかる料金　168,000円

プリザーブドフラワーブーケプロフェッショナルコース

プリザーブドフラワーブーケを学ぶコースです。
コースを修了後、販売代理店契約を結ぶことで、FEJブーケカタログを使用したカタログデザイナーとして販売活動をすることができます。また、ライセンススクールになることで教室開校も可能です。

受講料180,000円　全9作品　すべて花材費込　試験料10,000円（ディプロマ証発行料込）　講師開講講座　30,000円（ライセンス開講時にお支払頂きます）
年会費　ライセンス会員15,000円／1年間
コース終了までにかかる料金　合計　220,000円

プリザーブドフラワー販売コース

販売に必要なスキルが100%身につくコースです。受講するには認定会員・ライセンス会員登録が必要です。。
コースを終了後FEJデザイナーとして登録することで、FEJが提携している百貨店で商品を販売することが可能です。
教室開校後、資材在庫をたくさん持ちたくない人のために材料コースキットの購入も可能。

受講料120,000円　　全6作品　1講義　すべて花材費込
年会費　ライセンス会員15,000円／1年間
コース終了までにかかる料金　120,000円

プリザーブドフラワー仏花コース

プリザーブドフラワー販売コース受講者のみが受講できるコースです。
コースを終了後、ライセンス登録することで販売したい人、レッスンを開講したい人どちらの方にも対応できる講座です。

受講料100,000円　全5作品　花材費込（販売カタログ全マニュアルDVD付）
年会費　ライセンス会員15,000円／1年間
コース終了までにかかる料金 100,000円

フラワーエデュケーションジャパン

日本プリザーブドフラワー協会

趣味から仕事まで目的に合わせた様々なコースがあり、全国の教室にてレッスンを受講可能です。
それぞれの専門コースの先では、契約百貨店で出店・販売ができたり、桂由美ブライダルハウス本店のディスプレイをすることも可能。
受講後は会員以上であれば、JPFAの代理店などの道が開けます。また、花材や販売ツールを整えてJPFAがサポートしてくれます。

JPFA基礎コース

これからプリザーブドフラワーを始める方が基礎を学べるコース。
教室開校希望者はディプロマコース終了後、認定教室開校講座を受講し、ウォーミングアップコース、人気の開花クラスを開講できます。
また、登録教室開校講座を受講することで日本プリザーブドフラワー協会登録教室として開校することができます。

ウォーミングアップクラス　全5単位 50,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）修了証無料発行
ディプロマ取得コース　全12単位・・・アレンジメント・スワッグ10単位＋ブーケ2単位
220,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）
開花クラス　全4単位 63,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）修了証無料発行
デザインクラス　全8単位 120,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）修了証無料発行
プリセルジュ検定　全2単位 12,000円＋税（検定料）検定証無料発行

ステップアップコース

すでにプリザーブドフラワーを学んでいる人が、各専門分野トップの知識に触れることにより、ライフスタイルにそれを取り入れることのできる、まったく新しいコンセプトのレッスンコースです。

アクセサリークラス全3単位 75,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）修了証無料発行
プリザーブドフレグランスクラス　全3単位 75,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）修了証無料発行
フォトレッスン　全3単位一般 28,000円＋消費税 / JPFA会員 25,000円＋消費税
プリセルジュ講師クラス　全8単位 84,000円＋税 (レッスン料・花材・資材費込み) 修了証無料発行

JPFAお仕事コース

主にプリザーブドフラワーを販売するなど、オーダーでのお仕事を目的としたコースです。
受講後は会員以上であれば、JPFAの代理店などの道が開けます。

ブライダルブーケクラス　全3単位 120,000円＋税 (レッスン料・花材・資材費込み)
ギフトアレンジメントクラス　全3単位 50,000円＋税（レッスン料・花材・資材費込み）
百貨店クラス　全6単位 (1講義＋5作品) 120,000円＋税 (レッスン料・花材・資材費込み)

日本プリザーブドフラワー協会

フラワーワークスジャパン

特徴は、イギリススタイルフラワーアレンジメント資格自体がすぐに現場で使えるデザインで構成されており、ギフトコースではラッピング・梱包・発送までを学ぶことができます。

「教室運営を学ぶ花仕事支援セミナー」と「人に教える為の教授法」経て、認定校登録をすることで認定校教室を開校することができます。
教室開講コース、ギフトコース、ウェディングコースに対応しています。

年に２回のランチミーティング、会報誌の発行、スキルアップ講座など、アフターフォローが充実しており、
本格的にフラワービジネスを展開したい人のためにビジネスミーティングも行っています。

総合ベーシック1

プリザーブドフラワーの基礎とあらゆる技術を学ぶことができるコースです。
ベーシック1コースを受講修了後「教室開校コース」「ウェディングコース」「花ギフトコース」と目指す方向を集中的に学ぶことが可能です。

全8講座　￥196,560（税込）内訳　講習費・花材費￥142,560　認定費￥54,000

教室開校・ベーシック2コース

生徒さんが通いたくなるアレンジ技術と、フラワーアレンジメント教室を開講するためのビジネスノウハウをすべて学べるコースです。
ベーシック1・2の講座を受講し、花仕事支援セミナー?・?を受講した段階で開校申請を提出することで、「FWJ認定校」の認定証が発行され、教室開校可能になります。

全10講座　￥232,220（税込）内訳　講習費・花材費￥178,220　認定費￥54,000

ギフト・ベーシック2コース

高品質・高単価のオーダーアレンジの販売を実現するために作られたコースです。
ラッピングから梱包・配送、売り方や顧客開拓まで必要なノウハウをすべて学べます。
ベーシック1・2の講座を受講し、花仕事支援セミナー?・?を受講した段階で開業できる知識とスキルが身につきます。

全9講座　￥255,960（税込）内訳　講習費・花材費￥201,960　認定費￥54,000

ウェディング・ベーシック2コース

ウェディングの現場で通用するスキルを得られるコースです。
このコースで習うアレンジをパーティ会場に並べるとそのまま装花ができてしまう、ウェディングの現場を想定した、ブーケや会場装花といった現場に必要な技術を学びます。
ベーシック1・2の講座を受講し、花仕事支援セミナー?・?を受講した段階で開業できる知識とスキルが身につきます。

全5講座　￥196,560（税込）内訳　講習費・花材費￥142,560　認定費￥54,000

Flower Works Japan

何のために取得するのかを考えてみる

資格を取ったからといって、必ずしも就職できたり、有名フラワーデザイナーとして活躍できるわけではありません。
中には資格を持っていなくても、センスやビジネススキルで成功する人もいます。
資格を取得するということは自分の技術や知識を増やしてくれる機会、認定書はその努力や実力を証明してくれる一つの道具と考えてみてはいかがでしょうか。