概要と目的
今後も各地の花農家さんを訪ね、花農家さんが想いを込めて作られた花を理解し、それらを使って国産の花の良さを伝える使命をFWJは担って行きたいと思っています。また、会員同士の近況報告や前向きな交流の場として位置付けできるよう今後も活動していきたいと思います。
一般社団法人Flower Works Japan
代表理事 谷川 文江
〒671-0231
兵庫県姫路市御国野町深志野300
Tel 079-252-4187
森農園さん(カーネーション)
安賀学さん(ブバリア)
浦共撰さん(カーネーション)
視察 カーネーション農家さん
参加したのは一般社団法人Flower Works Japanに所属する会員さん方、理事らとスタッフで14名、西日本フラワーさん、スコッチさんより3名同伴いただき、17名の大所帯となりました。
日頃切り花はアレンジに使用するためよく見るカーネーションですが、農家さんで育てられているところを見るのは初めての方ばかりで、みなさんとても興味深くご覧になっていました。
なにより驚いたのは、その背の高さ。アレンジで使用する切り花は長くても60cm程度ですが、目測で170cm、高いものでは180cmはあるでしょうか。収穫間近ということですでに茎も太く、綿密な温度管理の元、立派に育てられたカーネーションが並んでいました。
カーネーションと云えば思い出すのは母の日。とはいえ、現在はカーネーションに限らず「赤い花を贈る」という風潮になってきており、母の日需要以外の販路を見出したいと仰っておりました。後の浦共撰さんでも同じ話を伺い、販路の拡大がどこも課題となっているとのこと。
茎が少しでも曲がってしまっているものはB品として破棄されるそうで、そう言った商品でもアレンジには問題なく使用できるため、何かしら企画できればといったお話もさせていただきました。
視察 ブバリア農家さん
ブバリアは寒さに弱く暖房による温度維持が欠かせないこと、短日植物であり、短日処理(遮光して日長を短くすること)を行うことで花芽をつけさせることなど、生態について詳しくお話いただきました。
市場では茎の細いものが多く、かつ水が上がりにくいということでアレンジに使用する機会の少ないお花ですが、こちらのブバリアは非常に茎が太くしっかりとしていました。
また、どんな色が使いやすいのか、どのような使い方をするのかなど農家さん側からの質問もいただき、アレンジに使用する際のお話などもさせていただきました。こういった情報交換の場が持てたことはとても有意義でした。
総括
また、日頃消費者側から直接話を聞く機会がないと仰っていた花農家の方に、こちらの想いも伝えられたのではないでしょうか。
今回快く視察させてくださった花農家の皆様、コーディネートしてくださった株式会社西日本フラワー様、西日本フラワースコッチ様、ありがとうございました。終わりにはたくさんのお花をいただき、いただいたお花を使ってのアレンジメントを宿題としています。こちらも随時報告とさせていただきますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
ギャラリー
一般社団法人Flower Works Japan事務局兼編集部です。
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