中国地方初！鳥取県にFWJフラワーアレンジメント教室が誕生します。【花仕事支援セミナー2 教授法】 |

「花仕事支援セミナー　教授法」を開催いたしましたので報告させていただきます。
フラワーワークスジャパン（FWJ）では、フラワーアレンジメントの資格を持つ優秀な講師を輩出しています。開校までには、いくつかのセミナーを受講していただくことが必須となっております。

そのうちの一つ、「花仕事支援セミナー　教授法」は、開校するための最終のセミナーにあたります。今回は、中国地方で初になるFWJ認定校のフラワーアレンジメント教室が誕生することになりました。

花仕事支援セミナー　教授法　開催報告

日時：2023年8月9日、10日
場所：兵庫県西宮市（FWJ本校にて）
受講生：1名（鳥取県鳥取市）

「教授法」は、FWJフラワーアレンジメント資格の教室開校コース・ベーシック２を合格、花仕事支援セミナー1を修了した会員に受講資格があります。
教室を開講する前に、講師になるための心得と知識を身に付け、フラワーアレンジメントの制作技術と伝える技術を認定する最終のセミナーになります。

【教授法】フラワーアレンジメント教室を開くためのセミナー

これまでに教授法を受講された講師の皆さんからは、実際に教室を運営している代表理事や理事が実践していることを学ぶことができるので、教室運営の現場に生かすことができていると評判をいただいています。
＜教授法の主な内容＞
＊教室運営についてのマインド
＊コミュニケーションのとり方、対応の仕方
＊仕入れ先、それぞれの花卉の優良産地の紹介
＊模擬レッスン（5回分）

模擬レッスンで「フラワーアレンジメントを教える」立場を実践する

教授法の内容の大きな特徴として、「模擬レッスン」があります。
受講生は、模擬レッスンの花を自分で仕入れ持参します。そして、その花を使って、理事に対してレッスンを行います。

「フラワーアレンジメントができる」からといって、「フラワーアレンジメントを教えることができる」とはなりません。

FWJでは、テキストがしっかり作られ、動画もあるので、教えるのも比較的、容易になってきました。フラワーアレンジメントにおいて「感覚的」と言われる部分は、花のしなりを見極めることなどを伝えることで、言葉に置き換えて説明していきます。

実際に教え始めると、うまく伝えられないことに気づかれる受講生さんは多いですが、模擬レッスンが進むにつれて教え方や伝え方が分ってくるものです。私たち講師陣が傍で見ていても、伝え方のコツをつかんだことが伝わってきます。

教授法では、ベーシック１の5つの課題スタイルを全て、受講生がレッスンをすすめます。今回も認定レッスンでは、コツをつかみ、適切な言葉の表現を見つけスムーズにレッスンが進められていました。

FWJでは、デザインや技術を言葉で伝えることを「講師力」の大切な要素の一つと考えています。講師力は訓練と経験でレベルアップすることができますので、レッスンを通じて生徒と共に講師も腕を上げていくことになります。
教授法では、開校する前に、講師力の大切さを学んでいただきます。

教授法　受講生の感想

今回受講された、Atelier Laulier（アトリエローリエ）大久保智佳子さんの感想をご紹介します。

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教授法は、5レッスン分の花の仕入れを自分で行うことから始まりました。はじめて、たくさんの花を仕入れ、家の庭のグリーンや花も用意しました。
私は鳥取に住んでいるため、すべての花材を教授法の会場まで梱包・運搬しなければいけません。すでに、教授法を受講された先生方に「花を運ぶのも練習になるから良いよ！」と事前にアドバイスをいただいたのですが、本当にその通りでした。夏場に、花を長距離運搬する際に気を付ける点などが知ることができ、とても勉強になりました。

模擬レッスンでは、実際に教える側にたつと、頭が真っ白になりました。伝えなければいけないことを忘れてしまい、少し落ち込みましたが、先生方の「今失敗しても大丈夫！初めから完璧にできる人はいないから、今のうち失敗しておいたらいいよ」という言葉に救われました。
模擬レッスン中の、1つ1つのアクシデントに対して、先生方の「私だったらこうする」というアドバイスを聞くことができ、とても参考になりました。

模擬レッスンの回を追うごとに段々と自信がついてきました。理事の方々の普段の花仕事の情報などを聞くことができ、たくさんの学びがあったことを、今後の教室運営のために生かしていきたいと思います。

おわりに

Atelier Laulier（アトリエローリエ）は、鳥取県鳥取市にて、2023年10月に開校されます。
主宰の大久保智佳子さんは、鳥取県で花農家として2017年に新規就農されており、農学や造園学、園芸海外研修の経験もお持ちです。植物に関する圧倒的な知識量と、持ち前の明るく快活な人柄で、大久保さんらしい教室が作られていくのではないかと楽しみにしています！

次回、アトリエローリエの経歴と、FWJでフラワーアレンジメントの教室を開校された経緯などをインタビューの予定です。