
資格取得から10年以上、花の魅力を地域に伝え続けてこられた先生の姿には、学びを続ける喜びと、人を育てる温かさがあふれています。
学び続けることが、自分を育てる
千草先生は、ご自身の結婚式で花の美しさに心を動かされ、代表理事校のアトリエフィーズで資格を取得。その後、自宅で小さな教室をスタートされました。
「花は学んでも終わりがなく、知れば知るほど奥が深い」と笑顔で話されます。季節ごとに変わる花を見つめ、生徒と一緒に成長していく時間を何より大切にされています。

「花と向き合う時間は、心が整う時間でもあるんです。忙しい日々の中でも、花に触れる時間を少し持つことで、気持ちに余裕が生まれるかもしれません。」
そんな想いから、レッスンでは“作る楽しさ”と“暮らしの中で花を楽しむ工夫”の両方を伝えています。
教室の輪が広がっていく喜び
アトリエチアーは、西宮市の静かな住宅街にある教室です。季節の花で部屋を飾る心地よさを知った生徒さんたちが、次のレッスンも楽しみに通ってくださいます。

最初は「ちょっとやってみたいな」という気持ちで来られた方が、いつの間にか「もっと知りたい」「もっと深く学びたい」と、通い続けてくださるようになります。
趣味として楽しむ方も、資格取得を目指す方も、それぞれのペースで、長く学びを続けてくださっていることは、教室の大きな力です。
そう語る千草先生のまなざしには、花と人をつなぐ喜びが満ちています。
理事として、次世代を支える立場に
資格取得から年月を重ね、今ではFWJの理事として活動の幅を広げています。
「私が資格を取った頃は、何から始めればいいかわからず不安でした。でもFWJの仕組みがあったから、一歩ずつ教室を育ててこられました。」
今は、自身の経験を活かして、同じように夢を追う方々をサポートする側に立っています。

セミナー運営やカリキュラム開発にも携わり、講師の仲間たちと協力しながら、より良い学びの形を模索。「花を教える」という仕事が、誰にとっても続けやすく、安心できるものになるように──それが今の目標だと話されます。
「花の仕事」は、自分と人を幸せにする
「お花を教えるようになってから、人とのつながりが広がり、私自身が一番成長しました。」
花は人の心を動かし、日常を豊かにする力を持っています。千草先生の教室では、花を通じて生まれた笑顔が次の笑顔を生み、温かな循環が続いています。

「お花のある暮らしを広めていくことが、私のライフワークです。」その言葉どおり、千草先生の活動はこれからも多くの人に“花と共にある幸せ”を届けていくでしょう。
代表理事より
千草先生は、学びを重ねるほどに輝きを増していく方です。
資格を取り、教室を開き、理事として仲間を支える姿は、まさにFWJの理念「花を仕事にする」を体現されています。
これからも千草先生のように、自分らしいスタイルで花と生きる人が増えることを心から願っています。
講師プロフィール

- 千草美樹(Miki Chigusa)/Atelier Cheer主宰・FWJ理事
- 兵庫県西宮市下葭原町
- 受講可能科目:フレッシュフラワー/プリザーブドフラワー
- 公式サイト:https://ateliercheer.com
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谷川 文江(たにがわ・ふみえ)
一般社団法人フラワーワークスジャパン代表理事
株式会社アトリエフィーズ代表取締役
京都芸術大学芸術学部デザイン科卒業、同大学院芸術研究科修士課程修了。
ファッションデザイナー、雑貨デザイナーを経てフラワーデザインを国内外で習得。
1996年フラワースクール「アトリエフィーズ」を設立。
2000年兵庫県西宮市にイギリスのゲストハウスをイメージしたフラワーサロンをオープン。
2013年フラワーワークスジャパンを設立し、講師の育成に力を注いでいる。
「花とインテリアを通じて暮らしを楽しむ文化を創造する」を理念に幅広く活動中。
著書
『切り花を2週間長持ちさせる はじめての花との暮らし』
『狭くても心地良い空間づくり はじめての極小ガーデニング』
(共に家の光協会)
ガーデニング雑誌『Garden & Garden』連載。他、取材も多数。
3児の母。子供たちはみな成人し、現在は定年後カメラマンとして活動する主人と息子の3人暮らし。












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